双子の出産体験記(夫目線)
不妊治療を経て、双子を授かることができました。
出産当日の様子を夫目線でまとめます。
なお、不妊治療の様子は不妊治療体験記 男性目線で妊娠までの治療内容や苦労をまとめましたでまとめています。
出産当日まで
妊娠9ヶ月を過ぎたあたりで、管理入院が始まっていました。
双子なので、帝王切開での出産となり、予定日も決まっていたのですが、ある日、血圧や尿検査に問題が出てしまい、急遽当日に帝王切開することになりました。
👶胎児👶はすこぶる元気😆な状態だったようですが、母体のほうが限界を迎えたような感じです。
それでも9ヶ月ごろまでは大きな問題はなく、すくすくと元気に産めるところまで育ってくれたので、それまで頑張ってくれた妻には感謝しかありません。
本来は37週での予定でしたが、36週での出産となります。
少し動揺しましたが、先生は「子供がこれほど元気なら、いつ生まれてもいい状態です🙂」と言っており、安心しました。
出産前
連絡を受けたのが、午前9時ごろ、私は在宅勤務のため、家で仕事をしていました。
帝王切開は14時からとのことでしたが、居ても立っても居られず、お昼前に仕事を抜けて病院へ行きました。
病院では出産前に妻と30分ほど面会することができました。
妻はリラックスした感じで、安心しました。
13時頃には妻は部屋に戻り、私は一人で待つことになりました。
母子ともに無事でいてくれることを願っていましたが、緊張して貧乏ゆすりがひどかったです。病院全体が揺れている気がしました。💦
一生分の貧乏ゆすりをした気がします。
14時を過ぎて、「もう始まっているかな、そろそろ生まれたかな🤔」と思っていると、スタッフの人が来て、「これから奥さんは手術室に向かいますので、お見送りしましょう☺️」といって、手術室へ向かう廊下へ案内してくれました。
そこで、記念に写真も撮ってくれました。
「まだ始まってなかったのかー😅」という感じでしたが、急遽当日に帝王切開になったのもあり、前の患者さんの手術のあとになるため、時間は30分ほど遅れたようです。(この説明は最初に受けた気がしましたが、緊張していて忘れていました💦)
出産中
ここで女性なら手術の様子を細かく書くことになると思うのですが、夫である私はソファーに座ってひたすら貧乏ゆすりをしながら待っている、というエピソードになります😐
帝王切開は30分位で終わるだろうな、と勝手に思っていたのですが、ところがどっこい、2時間くらいかかりました。
お互いの親からも「まだか?」「大丈夫か?」という電話が何度もあり、ひたすら心配するばかりでした。(病棟には夫一人しか入れませんでした)
途中で、深刻そうな表情で慌ただしく移動しているお医者さんなどを見ると、何か問題が起きたのか?と勘ぐってしまいましたが、終わってみれば、全然関係なかった感じです😌
これは心臓に悪かったです😣(悪気がないのはもちろん承知していますが)
貧乏ゆすりだけではなく、手汗もすごく、全身の水分が手👐から吹き出している感じでした。
出産後
手術が終わったようで、「産まれましたよ〜😊」と言いながら、看護師さんがキャスター付きのベッドを押してきました。
なので、最初に妻ではなく👶双子👶とご対面しました。(妻は傷口を縫ったりしているので、後から来るそうです)
あんまり書くと親ばか丸出しになるので、一言だけ、かわいいです!
こちらの心配をよそに、気持ちよさそうにあくびをしているのを見ると、こちらの緊張感も一気にほぐれました😁(「親の心子知らず」とはこのことでしょうか)
性別は男の子と女の子でした。
男の子と女の子を想定していろいろと準備をしており、男の子はほぼ確定していましたが、女の子はおそらく、といった感じだったので、実際に男の子と女の子で嬉しかったです。(男男、女女だったとしても嬉しかったと思いますが)
看護師さんたちが体重を測ったり、いろんなケアをしているのを見つつ、お互いの親に電話で報告し、とても喜んでくれました。
この病院では2300g未満がNICUに行くようで、二人とも2200gくらいでしたので、NICUに行くことになりました。
NICUに行くかどうかのギリギリのところだったようで、体重を測っていた看護師さんたちも、「後少しだったねー」「見た目は2300g超えてそうなんだけどねー」と言っていました。
小さく産まれたので、個人的にはNICUにいたほうが安心かな、となんとなく思っていましたが、何がともあれ、無事に産まれてくれてホッとしました😌
その後、妻とも対面しました。
妻も意識がしっかりしていて、元気だったので、安心しました。
よく頑張ってくれました!感謝しかありません🙇
ここでも看護師さんが記念撮影をしてくれました📸
看護師さんたちはもっと事務的な対応をするような勝手なイメージを持っていましたが、「お父さん似かな〜😁」「かわいいですね〜😄」など、いろんな言葉をかけてくれて、一緒に喜んでくれたのがとても嬉しかったです。
夕食
しばらく感傷に浸った後、子どもたちはNICUへ運ばれていきました👋
いろんな検査をした後に、先生から子どもたちの説明があるとのことで、2時間くらい時間が空いたので、病院の食堂へ食事に行きました。
お昼を食べていなかったので、昼食兼夕食になりました🍝
その後、病院内のカフェで時間を潰していたのですが、そこには「100万回生きたねこ」などの絵本📖がたくさん置いてあったのでそれを読んでいました。
絵本を読み聞かせるのは楽しみだな〜と思いながらも、どれも大人が読んでも楽しめる面白い本ばかりで、熱中して読んでしまいました。
NICU
先生に呼ばれたので、NICUに行きました。
妻は病室で休んでいるため、私一人で行きました。
そこで子どもたちと再度ご対面しました。
二人とも、点滴をつけており、男の子の方は呼吸器をつけていました。
少しびっくりしましたが、先生の説明では特に問題はないとのことで、安心しました。
呼吸器などの機械は素人目に見ると、かなり深刻な感じに見えてしまいましたが、先生も「こういう機械を見るとびっくりして心配するかもしれませんが、心配しなくても大丈夫ですよ」と言ってくれました。
この先しばらくは、このNICUでお世話になるのですが、先生や看護師さんたちはみんなとてもいい人ばかりで、とても心強かったです😊
帰宅
今日一日、無事にやりきった達成感と、感動と、疲労感がごっちゃになっている状態で、帰宅することになりましたが、病院のコインパーキングの精算時にちょっとしたトラブルが、、
料金は500円だったのですが、1000円札が認識されず、、院内の自動販売機まで戻ってお金を崩さないといけないと思い、あせって小銭を確認したら、ちょうど100円が5枚あり、一安心😉
「何もかもうまく行かない日」は何度も経験がありますが、「何もかもうまく行く日」というのは今日のような日なのかもしれません😊
夜風に当たりながら、帰宅しました。
まとめ
一生忘れられない一日になりました。
不妊治療は「これだけ苦労しているんだから、子供は絶対かわいいよ😊」と励まし合いながら、乗り越えてきました。
不妊治療で苦労した分、親の愛情も凄まじいものがあります。
不妊治療を乗り越え、夫婦の絆も強まったので、次は子育てを夫婦で協力して頑張っていきたいです😊